JTBパブリッシング（新宿区払方町）と日本レストランエンタプライズ（港区）が共同企画した駅弁「1000号はっこう弁當」が4月11日・12日、東京駅で開催された「駅弁の日 東日本縦断駅弁大会」で先行発売された。

現在発売中の「JTB時刻表」999号表紙

　1925（大正14）年から同社が発行する「JTB時刻表」が、4月20日発売の2009年5月号で通巻1000号を迎えることを記念して企画された「1000号はっこう弁當」。駅弁評論家の小林しのぶさんが監修を務め、日本の伝統食でもある酒かすやみそ、しょうゆ、麹などの発酵食品を使用し「発行」と「発酵」をかけた弁当を製作した。

　4月20日からの一般販売に先駆けて販売した東京駅では、午前中で一時売り切れるほどの好調ぶり。ヘルシーな味付けで、ボリュームよりも一品一品にこだわった結果、特に女性からの人気が高かったという。メニューは、「鶏肉粕漬け焼き」「金目鯛醤（ひしお）焼き」「塩辛納豆と桜海老のかき揚げ」「チーズ入りかまぼこ」「豆腐の味噌マヨネーズ焼き」「煮物」「いかと鮭の麹漬け」など全12品。

　価格は1,000円。1000号の発売日に合わせ、4月20日から東京、上野、大宮、新宿、品川の各駅と鉄道博物館（さいたま市）で販売する。

　同社は、現在発売中の「JTB時刻表」999号の表紙に松本零士さんの人気漫画「銀河鉄道999」オリジナルイラストを起用。昨年同月と比較して売れ行きは好調で、現在も販売数が伸びているという。