生鮮果実・野菜の生産や加工、販売などを手がけるドール(千代田区三番町)は、3月22日に開催される「東京マラソン2009」に協力し、参加者3万人の栄養補給にバナナ6万本を提供する。
東京マラソンではコース内に15カ所の給水ポイントと4カ所の給食ポイントを設けており、同社は昨年、3万本のバナナを提供。東京市場協会提供の3万本と合わせて6万本のバナナを提供し、参加ランナーから人気を集めた。
今年提供するのは、通常品種と比較し高級な「ラカタンバナナ」。昨年提供した「プレミアムバナナ」と違い、甘みが少なく酸味があり、さっぱりとした風味が特徴。同品種は、クエン酸の含有量が高く、乳酸がたまるスポーツ後の疲労回復効果も期待できるといい、「別名『スポーツバナナ』と呼んでおり、スポーツイベントなどでも紹介している」と広報担当者は話す。
同社では現在、6種類のバナナを取り扱っているが「最近は高級志向になってきている」(同)。1房200円台後半~300円台後半で販売される「スウィーティオ」や「ラカタンバナナ」の人気が高まっている。
同社はこれまでも、多数のスポーツイベントや大会などにバナナを提供。今年初の提供となる「東京マラソン2009」以降も、各地で開催されるスポーツイベントなどへ提供していく予定だという。
配布ポイントは、スタート地点、22キロ地点、27キロ地点、32キロ地点、38キロ地点、フィニッシュ地点の計6カ所。コース内のポイントでは皮をむいた状態で配布する。