イトーヨーカ堂(千代田区二番町)が1月10~13日の4日間に全国のイトーヨーカドー166店舗で実施した衣料品類の「現金下取りセール第2弾」の結果、30万点の衣料品類が持ち込まれたことがわかった。
同企画は、昨年末に「歳末 不況突破企画」として実施した現金下取り企画の第2弾。衣料品購入金額の合計5,000円ごとに不要なコートやスーツなどを1点1,000円で下取りし、第1弾では下取り総数10万点を超える結果となった。
第2弾では、下取り対象品目に第1弾で要望の多かったワイシャツやセーター、ジャケットなどの衣料品や毛布やシーツなど7種類を追加した計12種類の下取りを実施。購入対象商品も衣料品に暮らしの品を加えた。
第1弾の下取り品で多かったのはコートやスーツの衣料品。第2弾では、ワイシャツなどの軽衣料品の下取りが多かったという。期間中の衣料品の売り上げについても、前年度の同時期と比較し3割増の結果に。セブン&アイ・ホールディングス広報の板倉さんは「(普段からイトーヨーカドーを利用している客層に加え)チラシやテレビCMの効果から幅広い客層に利用してもらえたのでは」と話す。
すでに次の開催を望む声が多数寄せられているという同企画。今回の結果について、板倉さんは「単なる割引ではなく、お客様の視点に立って不便や不満を解消する企画というのがお客様の心に響くのだと感じた。お客様の心理をとらえた企画を今後も考えていきたい」と話し、次回の開催についても「前向きに検討していく」(同)という。