神楽坂通りを中心とした神楽坂エリア各所で11月22・23・24日の3日間、福井県と若狭湾観光連盟主催によるイベント「ドーンと福井in神楽坂 越前・若狭まつり」が開催される。
福井県のPRと特産物を通じた神楽坂の飲食店・陶器店などとの継続的な取引を目的としての開催される同イベント。神楽坂・矢来公園近くには江戸時代、若州小浜藩邸があり、小浜藩に仕える医者であった杉田玄白はこの屋敷で生まれたといわれている。現在、同公園内には「小浜藩邸跡」と「杉田玄白生誕の地」を併記した記念碑が設置されており、福井県と神楽坂のこうした縁から同イベントが実現した。
神楽坂駅・神楽坂口前のメーン会場には、今月6日に解禁になったばかりの「越前がに」や「若狭ふぐ」「越前おろしそば」「越前焼」「へしこ」などを扱う特産品ブースを開設。試食や販売を行うほか、若狭塗伝統工芸士の古川光作さんによる若狭塗ばし製作の実演や研ぎ出し体験教室、福井県で発掘された恐竜「フクイラプトル」の全身骨格(複製)の展示も。
オバマ大統領候補を応援していたことで全国的に有名になった小浜市の特産品として、Tシャツやステッカー、はし、「オバマまんじゅう」などユニークなオバマグッズも販売する。
毘沙門天善国寺の境内では、小浜市を舞台とした連続テレビ小説「ちりとてちん」にちなんだ「ちりとてちん杯 寄席」と「若狭と神楽坂とのゆかり」をテーマにしたトークショーを開催(24日)。東京理科大学森戸記念館での恐竜ビデオの上映やパネル展示、「フクイサウルス」の展示や神楽坂料理飲食業組合事務局での越前そば打ち実演・販売、スタンプラリーなど街全体でイベントを盛り上げる。
福井県嶺南振興局の寺井さんは「福井のことをもっと知ってもらい、福井にもぜひ足を運んでもらえれば」と話し、3日間で3万人の人出を見込む。
開催時間は11時~17時。