大妻女子大学 千代田キャンパス(千代田区三番町)で11月29日、平城遷都1300年記念事業マスコットキャラクター「せんとくん」の作者としても知られる彫刻家・籔内佐斗司(やぶうちさとし)さんによる文化講演会が開催される。
大妻学院が来月、創立100周年を迎えるにあたり、卒業生らで構成される大妻コタカ記念会が、創立者・大妻コタカさんの胸像制作を籔内さんに依頼。完成したのは40代の同氏をモデルにした高さ95センチのブロンズ製で、今月16日に同大学の多摩キャンパスで贈呈・除幕式が行われた。
今回の文化講演会では、第1部で「胸像制作について」、第2部で「せんとくんと現代ネット社会」について講演を行う。当日は「せんとくん」の兄・「鹿坊(ろくぼう)」も来校を予定しており講演会を盛り上げる。
東京芸術大学大学院の文化財保存学教授でもある籔内さんが制作し、14,000件以上の応募の中から愛称が決まった「せんとくん」は、キャラクター決定時に賛否さまざまな意見が飛び交い、奈良県を超えて全国的な話題となり注目を集めた。現在では「鹿坊」をはじめとする「鹿爺」や「阿修羅坊」、「酒仙童子」などのせんとくんファミリーも登場している。
講演時間は13時00分~15時15分。電話での事前予約が必要。参加無料。