コーヒースタンド「Apollon’s Gold Kitanomaru(アポロンズゴールド キタノマル)」(千代田区九段北1)が九段北にオープンして、10月5日で半年がたった。経営はアポロンズゴールド。
「Apollon’s Gold Kitanomaru」コーヒー豆生産者のペペさん
同社は2017(平成29)年、都内でコーヒー豆の焙煎(ばいせん)を軸に事業を始め、200カ国以上の卸先にコーヒー豆を販売してきた。「自社が位置する東京の理解を深め、その価値を提供したい」と、直営店を開くことにしたという。
店は北の丸公園近くに位置する。店長のジョセフさんは「周囲に自然があり、豊かな気持ちになるような環境がある場所に店を開きたいと考えた。千鳥ヶ淵や北の丸公園など、江戸城にもゆかりある土地なので、日本の歴史も感じていただけるはず。当店のコーヒーを片手に、店周辺も含めて楽しんでもらえれば」と話す。
メニューは「本日のコーヒー」(500円)、「カフェラテ」(600円)など。シングルオリジンのハンドドリップコーヒーは10種類以上のコーヒー豆から選べるという。「濃度計を使い、適正なコーヒーの濃度を保つ。コーヒー豆は、生産者から直接仕入れるので鮮度が違う。各収穫時期に合わせて飲み頃の生豆だけを取り扱うなど、コーヒーの質を追求する」とも。コーヒー豆の販売も行う。
8日には、コーヒー豆生産者のペペヒホンさんを招き、ペペさんが薦めるコーヒーを提供するイベントも開いた。店にはコーヒーを味わう客の姿も多く見られた。「コーヒー業界で世界的に有名なペペさんが、当店のために豆を選んでくれた。生産者の思いやこだわりを、当店を通して多くの方へ伝えたい。まずは地域に根付くコーヒースタンドとして、これからもまい進したい」と意気込む。今後も店舗を増やし、コーヒーに関するさまざまな取り組みを行う予定。
営業時間は10時~18時。