ドーナツテイクアウト専門店「ミスタードーナツ アトレ信濃町ショップ」(新宿区信濃町)が9月26日、アトレ信濃町内にオープンした。店舗面積は約11坪。経営はダスキン(大阪府吹田市)。
同店は、「TOUCH TO GO」(港区)が開発した無人決済店舗システム「TTG-SENSE」を採用した、ミスタードーナツ初の無人レジ店。担当の野本宗義さんは「かねて課題だった会計待ちの列を解消するため、無人レジの導入を決めた。1年半ほど前から構想を重ね、テイクアウト専門店として信濃町に出店することにした。さまざまな属性のお客さまがいるこのエリアは、無人レジへの抵抗が少ないと考えたことも出店の決め手」と話す。
出入り口にはゲートを設置。入店した客はトレーとトングを取り商品を選ぶ。会計時、指定箇所に商品を載せたトレーを置くと選んだ商品が自動でレジに表示される。決済種別は現金のほか、クレジットカードや電子マネー、バーコード決済など。ミスドネットオーダー、デリバリーサービスには非対応。
オープンから間もないが、「予想を上回る利用客数を記録している」という。「レジで商品を読み取るスピードと正確さに驚く方も多い。キャッシュレス決済を選ぶお客さまが大半で、滞留もほとんど発生しない。店にはスタッフも常駐しており、レジ業務の負担も軽減されたことで、従来店以上にお客さまとのコミュニケーションも大切にできるようになった」と話す。
今後は、狭小立地への出店や新形態の店舗作りなどを検討する。「将来の人手不足にも備え、当店のような新しい取り組みを強化していく。まずはテイクアウト専門店として検証を重ね、段階的にイートインスペースも備えた無人レジ店も増やしていければ」とも。
営業時間は8時~20時(土曜・日曜は9時~)。