梱包材として使う気泡シート「プチプチ」の製造販売を行う川上産業(千代田区五番町)が「プチプチの日」である8月8日、単行本「プチプチ」を出版する。
「プチプチの日」と書籍発売を記念して配布されるプチプチカードケース
同社の杉山彩香常務は、社内でプチプチをテーマにさまざまな研究を行う「プチプチ文化研究所」にも携わる。同書について、「プチプチ文化研究所が、25年分のプチプチ文化を1年かけて一冊の本にまとめた。デザインにこだわり、どのページからも楽しめる内容に仕上げられたと思う。見どころは、さまざまな企業やアーティスト、クリエーターとのコラボレーション。プチプチの無限の可能性が広がる世界を、この本で楽しんでもらえれば」と紹介する。
プチプチは物を衝撃から守るのが本来の役目だが、空気層に断熱効果があり、避難所などでは防寒用途で使われることもあるという。一方、「プチプチをつぶして楽しむ」人も増えている。「つぶされることを防ぐために生まれた気泡シートは、なぜ指でつぶされるようになったのか。本では、この点について探り、実用性とエンタメ性を兼ね備えたプチプチの謎に迫る」とも。
出版と「プチプチの日」を記念して同日、市ケ谷駅をはじめ全国の駅や交差点など19カ所でプチプチカードケースを配布する。
既にアマゾンで予約販売しており、8月16日ごろから書店に並ぶ予定。