国産クラフト酒とスパイス料理を専門に提供する「餐事(さんじ)」(新宿区神楽坂6)が神楽坂にオープンして、7月12日で3カ月がたった。店舗面積は11坪。席数は、カウンター=6席、テーブル=7席。
マネジャーの浜崎翔さんは「私を含め経営陣は元々食べたり飲んだりすることが純粋に好き。さまざまな飲食店を訪れるうちに、自分たちが納得できる店を持ちたいと考えた。最初は青山で間借り店として出発したが、縁もあり今回、神楽坂に店を持つことになった」と話す。日本各地のクラフト酒や工芸品の良さを伝え、身近に感じてもらえる店を目指すという。「ジャンルを問わず日本の良さを発信していきたいという思いが根底にある。生産者と消費者をつなぐ役割を担いたい」とも。
クラフト酒のメニューは、ビールやジン、ウオッカ、ラム、ワインなどさまざま。クラフトビール(1,100円~)は、鹿児島のクラフトビールブルワリー「ひふみよブリューイング」のビールをはじめとする8種のタップを用意する。「クラフト酒に詳しい人もそうでない人も満足いただけるラインアップをそろえる。特にクラフトサケは、日本酒(清酒)の製造技術をベースとした、新しいジャンルのアルコール。ぜひ試していただきたい」とも。
フードメニューは「ルーロー飯」(1,000円)、「特製2種類あいがけスパイスカレー」「数量限定ローストポーク」(以上1,200円)(ランチ価格)など。「オリジナルスパイスポテトフライ」(700円)は、カルダモンやクローブ、ブラウンマスタードシード、フェンネルシードなど24種類のスパイスから3種類を選んで、好みの味に仕上げられるという。「個性の強いクラフト飲料にはスパイス料理がよく合う。それぞれのクラフト飲料とのペアリングも紹介しているので、参考にしてもらえれば。気軽にクラフト酒とスパイス料理を楽しめる店として地域に根付いていきたい」と意気込む。
営業時間は18時~23時(土曜・日曜は12時~14時30分も営業)。火曜定休。