「皇居千鳥ヶ淵 灯ろう流し」が7月24日・25日、千鳥ヶ淵ボート場で行われる。主催は千代田区と千代田区観光協会。
戦後の荒廃した人々の心を癒やそうと、夏の風物詩として灯籠流しを始めたのは1958(昭和33)年。今年は全ての灯籠を事前購入制にする。
さまざまな思いを込めた灯籠を「贈り灯」として千鳥ヶ淵に放つ同イベント。参加費は1灯2,000円。事前購入した灯籠を会場で受け取り、購入者が願いや祈りを書く直接記入方法と、事前購入時にメッセージを申し込むウェブ記入方法の2通りから選べるという。
当日は、抽選で選ばれた120組(各日60組)がボートに乗船し、船上から直接濠(ほり)に灯籠を流す。2日間のイベントで約2000個の灯籠が浮かぶ予定。
新たなビュースポットとして北の丸公園にも会場を拡大し、手持ちちょうちんの販売やキッチンカーなども出店する休憩スペースを設ける。当日はライブ映像を配信し、遠方客も灯籠流しの様子を見ることができるようにする。今年から、灯籠の売り上げの一部を千鳥ヶ淵の景観保全へ役立てる取り組みも行う。
開催時間は19時~20時。観覧無料。事前申し込みは、直接記入=7月22日まで、ウェブ記入=7月16日まで。「船上贈り灯」の参加費は1艘(そう)1万円(灯籠3灯含む)で、申し込みは7月2日17時まで。