煮干しラーメン・つけ麺専門店「九段 井さい」(千代田区飯田橋2)が九段下にオープンして、5月6日で1カ月がたった。店舗面積は約12坪で、席数はカウンター15席。
店主の井上翼さんはラーメン業界に携わり約20年の経歴を持つ。ラーメンを作る中で、「自分で作った一杯をお客さまに喜んでもらえれば、これほど幸せなことはないのでは」と考え、独立を決めたという。元々好きだったこともあり、煮干しラーメンを追求することにした。
2018(平成30)年に北海道・札幌に店を構え、昨年、中野に2号店を開いた。その後間借り店として関東で営業していたが、九段下に場所を定め路面店を構えた。井上さんは「縁があり、都内での新たなスタートを九段下で切ることにした。まずは一度食べてもらいたい。地域になじむ店になれれば」と話す。
メニューは「特上煮干しラーメン」(980円)、「煮干しつけ麺」(1,050円)など。スープは、煮干しを一晩水出しして取っただしを使う。麺は三河屋製麺の特注太麺。「多加水麺で、ゆでる直前に手もみの工程を挟んでいるので、コシがありモチモチとした食感が特徴。スープもよく絡む」とも。つけ麺は、卓上のレモン酢や八味などを加える食べ方が「お薦め」で、チャーシューご飯が付くランチセット(1,100円~)も人気だという。
営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時~21時(土曜・祝日はランチのみ)。日曜定休。