飯田橋の商業施設「飯田橋RAMLA(ラムラ)」(新宿区神楽河岸1)で4月1日、40周年を記念したイベント「春のわくわくまつり」が始まった。
イベント担当の菊地俊夫さんは「当施設は『地域との共存共栄』をテーマにしている。コロナ禍を経て、再び地域の皆さんと共に、周辺を活性化させたい思いがある。当イベントを通して、世代を問わず『わくわく』してもらえれば」と話す。
期間中、東京大神宮・飯田橋ラムラ・毘沙門天善國寺・東京理科大学・法政大学の5カ所を巡るスマートフォンスタンプラリー「歩いてわかる飯田橋の今昔」を開催する。周遊箇所ごとに都市開発前の写真を獲得できるほか、スタンプを集めると抽選で買い物券が当たる。
飯田橋駅の駅ビルとして1984(昭和59)年に開業した同施設は、都市開発の一環として飯田濠(ほり)を埋め立て建てられた歴史を持つ。菊地さんは「開業40周年を迎えた今、実際に街を歩いてもらいながら埋め立て前の貴重な過去写真を見ることで、改めて当時を振り返ってほしい。同時に、地域の未来を考える機会になるのでは」と話す。
20日・21日は「ラムラのマルシェ」を開催。フェラーリで焼き芋を販売する「すーぱーかーやきいも」が出店するほか、牛込神楽坂のビール醸造所「新月ビア」のクラフトビールのほか、東京近郊の有機野菜などをそろえる。体験イベントとして、区境ホールで「神楽坂地蔵屋」が焼き方を教える「手焼きせんべい作り体験」を開催。牛込神楽坂の「アルパカふれあいランド」からは2頭のアルパカが訪れる。「マルシェは、40周年を記念して今後、毎月行う予定」とも。
27日には、2階アーケードで新宿区立牛込第三中学校、千代田区立九段中等教育学校の生徒による「吹奏楽部演奏会」を開く。
開催時間は、ラムラのマルシェ=11時~17時、吹奏楽部演奏会=11時30分~12時、15時~15時30分。期間中、施設内の飲食店などでは「春旬グルメ」メニューを提供する。
4月30日まで。