「神楽坂レトロなBARとホテル」(新宿区神楽坂4、TEL 080-4777-7366)が3月29日で5周年を迎える。経営はシマダグループ(渋谷区)。
担当者の馬上(もうえ)潤さんは「オープンしてすぐにコロナ禍となり厳しい状況だったが、今ではインバウンドをはじめ、さまざまな方に利用していただけるようになった。特にインバウンドのお客さまには、日本のレトロな生活を追体験できると好評。昭和レトロを体現した施設は神楽坂だからこそ生きる。この地の方々が神楽坂を守り続けてきたからこそ生まれた魅力を、私たちもより多くの方へ発信し、知っていただけるよう尽力していきたい」と話す。
土壁やヒノキを使った昭和の日本建築をリノベーションしたという同ホテル。2020年にはグッドデザイン賞も受賞した。部屋は、84平方メートルの庭付き一軒家の離れ(5万9,500円~)や、25平方メートルのダイニングと和室付きの部屋(2万2,900円~)など計4室を用意。「浮世絵や和文様を描いた手ぬぐいアートや花卉(かき)をあしらい、アクセントに日本の伝統色を壁やクッションに取り入れ、昭和レトロを感じる造りにした。玄関に入るなり靴を脱ぐことを楽しそうにしているインバウンドのお客さまも多く、日本を体感している様子はとてもほほ笑ましく、うれしく思う」とも。
2022年9月1日にオープンしたホテル内のバーは、通常のカクテルや洋酒のほか、神奈川県伊勢原市の吉川醸造で醸された日本酒「雨降」各種を取りそろえる。「バーは隠れ家のような場所として多くの方に利用いただいている。『雨降』は、そのままはもちろん、カクテルとしても提供している。これからもバーのさまざまな楽しみ方を提供していきたい」とも。
バーの営業時間は18時~24時(日曜は14時~21時)。