飯田橋の東京大神宮(千代田区富士見2)で8月8日~9日、夏の風物詩「東京大神宮 納涼盆踊り大会」が4年ぶりに開催される。主催は東京大神宮通り・飯田橋西口通り商業連合会。
50年以上の歴史を持つ同祭は、コロナ禍の状況を踏まえ昨年まで中止していた。祭りでは、東京大神宮境内にやぐらを組み、ちょうちんをともす。民謡会の指導の下、誰でも盆踊りに参加できる。太鼓は地元の富士見太鼓。生ビール販売やマルシェ形式の出店なども予定する。
東京大神宮は伊勢神宮の遥拝(ようはい)殿。内宮・外宮の御祭神である天照皇大神(あまてらすおおみかみ)と豊受大神(とようけのおおかみ)、倭比賣命(やまとひめのみこと)を奉斎していることから「東京のお伊勢さま」とも呼ばれ、パワースポットとしても知られる。
飯田橋西口商業連合会の増田勝仁会長は「色とりどりのちょうちんに映し出された東京大神宮は、都心の喧騒(けんそう)を忘れさせる雰囲気を醸し出す。私が幼少の頃から続く祭りだが、伝統を継承しつつも新たな試みを取り入れ、出店なども工夫する。観客の皆さんに楽しんでいただけるはず」と話す。
開催時間は19時~21時。