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パリでミシュラン獲得のフレンチシェフ、神楽坂に「レテール」 オープン半年 

「レテール」店内の様子

「レテール」店内の様子

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 神楽坂にフランス料理専門店「L'ETERRE(レテール)」(新宿区神楽坂3)がオープンして、8月1日で半年がたつ。

「レテール」コース料理の一例

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 オーナーシェフの伊藤良明さんは2016(平成28)年、パリ16区に「L'Archeste(ラルケスト)」をオープンし、ミシュラン1つ星を獲得した。日本でカウンタースタイルの店を持ちたいと、場所を神楽坂に決め同店を開いた。店を任された田篭彬(たごもりあきら)シェフは、フランス料理に携わり15年以上の経験を持ち、フランスでの修業時代に伊藤シェフと出会ったという。田篭シェフは「日本各地で店の場所を探していたが、新旧の文化が入り混じり、フランスの空気も感じさせる神楽坂を選んだ」と話す。

 店内はカウンタースタイル。オープンキッチンで、作りたての料理を提供する。そのほか、プライベートな空間のソファ席も用意する。

 提供メニューは、コース料理(2万6,000円)。使う食材は世界各地の顔が見える生産者から、「その時に一番良いものを仕入れる」という。日本では、静岡県の鮮魚店「サスエ前田魚店」の魚介類のほか、同じ神楽坂に店を構える「神楽坂野菜計画」の野菜など。伝統的なフレンチの技法を使い、旬の食材の良さを引き出すという。「定番メニューはあえて作っていない。日々刻々と変わる自然と向き合っている生産者へのリスペクトが、私たちの根底にある」と田篭シェフ。パンやコーヒーなどの料理の食材以外も、同じようにこだわりを持つ近隣店から仕入れるという。

 コース料理は一斉スタートで提供する。田篭シェフは「おいしいものを楽しんでいただきたいという純粋な思いがある。生産者の思いが感じられる食材を生かした料理の数々を、ぜひ楽しみながら食べていただきたい」と笑顔で話す。

 予約枠は、17時、19時、20時30分(土曜・日曜は12時と18時)。火曜・水曜定休。完全オンライン予約制。

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