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神楽坂に和食料理店「のいえ」 「顔の見える」全国の生産者から食材仕入れる

「のいえ」外観

「のいえ」外観

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 神楽坂に和食料理店「のいえ」(新宿区神楽坂6)がオープンして1カ月がたった。オープン日は4月15日。経営はスモールエレファント(新宿区)。席数は、46席。

神楽坂「のいえ」の店内

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 佐藤喬(たかし)社長は、前店舗の「離島キッチン」立ち上げに携わり、建物の持つ魅力引かれていた。離島キッチンが閉店するタイミングで「店舗をぜひ借りたい」と手を挙げたのが開店のきっかけ。「秋田県東成瀬村をはじめとする全国の村から食材を仕入れていた経緯から、島だけでなく村の良さも融合した新業態を作りたかった」と話す。

 店名は「誰かの家」になりたいという思いを込め、「のいえ」に。「お客さまにとって、第二の実家のような存在でありたい。都会の中にいながらピクニックをしているような、リラックスした雰囲気を感じていただけるようにガーデンも作った」とも。店のバルコニーには、神楽坂の園芸店「キバコ」監修のグリーンガーデンを設置。気に入った植物は購入も可能。

 メニューは、「秋田県東成瀬村の短角牛の牛すじ麻婆豆腐」(1,078円)、「豚汁定食」(638円)、「塩こうじ鶏ハラミの唐揚げ」(748円)など。全国各地の島村生産者から仕入れている無農薬野菜などの食材を使った料理が特徴。ドレッシングやクラフトコーラ、ジンジャーエールなどは自家製だという。ランチ、カフェ、ディナーと3つの時間帯でメニューが異なる。「食材は、顔を知っている全国の生産者から仕入れている。アジフライのパン粉は、パン粉専門工場に依頼して、アジフライに合うパンを焼いてもらうところからお願いするなど、素材の持つおいしさを伝えるために工夫している」とも。

 同店以外にも、「孤独のグルメ」作者の久住昌之さんと全国の日本酒の酒蔵を訪れるユーチューブ企画や、客が部長となって園芸部や日本酒部などと銘打ち活動する「大人の部活動」企画を進行する。「当店を拠点に、飲食だけでなく文化的な面においても楽しい場所にしていきたい。お客さま、全国の生産者、スタッフがつながっていけるような場所にしていく。ぜひ気軽に足を運んでいただければ」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時30分~22時30時。月曜定休。

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