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神楽坂劇場で「神楽坂をどり」 3年ぶり開催へ

過去の様子「神楽の賑(にぎ)わい」

過去の様子「神楽の賑(にぎ)わい」

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 神楽坂劇場(新宿区箪笥町)で6月4日、「第37回神楽坂をどり」が開催される。

「神楽坂をどり」記念販売品

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 「神楽坂をどり」は神楽坂の芸者衆が年に一度、日頃研さんを積んできた成果を披露する会。五花街(神楽坂、荒木町、大木戸、平井、九段)が合同で始めた「五部会」という踊りの会があり、この会から神楽坂が独立し「牛込さつき会」と称して1963(昭和38)年5月に明治座で第1回公演を行ったのが、後の「神楽坂をどり」の原点となった。

 当日は、23人の芸者全員が出演する。内容は3部構成で、一幕の清元「三社祭(さんじゃまつり)」をはじめ、二幕で大和楽「藤むらさき」「あじさい」、三幕で吹寄せ「神楽の賑(にぎ)わい」「神楽暦(こよみ)」「神楽ざかり」「さわぎ」を披露する。中でも「神楽暦」は、泉鏡花が書いた「神楽坂の唄」を新たに宮田由多加さんが作曲したもの。「神楽ざかり」では若手3人(はる菜さん、多ま希さん、小陽さん)の初舞台となる。

 主催する東京神楽坂組合事務長の齋藤浩行さんは「コロナ禍で一切イベントができなくても、芸者さんたちはずっと稽古を継続してきた。今までの成果を発表する場ができて、全員熱心に取り組んでいる」と話す。

 「今回初めて、東京神楽坂組合・見番事務所(新宿区神楽坂3)だけでなく、電話・メール・インスタグラム・フェイスブックでの募集も始めた。地域の方々から『神楽坂をどり、待っていました』という声をたくさん頂き、これだけ皆さんに待ってもらえていたこともうれしい。皆さんに喜んでいただけるような公演ができれば」と意気込みを見せる。

 会場ロビーでは神楽坂をどり記念販売も行う。「千社札」(各種1枚100円)、「手ぬぐい」(1,000円)、「神楽坂をどり特製銘茶」(1,080円)、「うちわ」(各種1枚1,500円)。

 会費は5,000円(全席指定)。公演時間は、第1部=12時~、第2部=14時~、第3部=16時~(公演内容は全て同じ)。

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