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恒例「神楽坂まち飛びフェスタ」 今年は新企画も

「神楽坂まち飛びフェスタ」過去の様子

「神楽坂まち飛びフェスタ」過去の様子

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 23回目を迎える秋の恒例イベント「神楽坂まち飛びフェスタ2021」が10月10日から、毘沙門天を中心に神楽坂エリア一帯で開催される。

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 毎年約70のエントリーがあった参加企画募集も昨年は断念せざるを得なかったが、今年は25の多彩な文化企画が集まった。最後日を飾る名物企画「坂にお絵描き」は、規模を縮小して毘沙門天善國寺前の神楽坂通りにロール紙を貼り、用意されたクレヨンや絵の具を使って思い思いの絵を描くもの。ネットで絵を募集しイベント時に坂に貼り出す企画「坂にお絵貼り」も開催。お絵貼りは、現地に大勢集まるのが難しい状況の中でも、安心して楽しくお絵描きに参加してもらおうと昨年スタートした。

 今年は新企画として「神楽坂こども応援プロジェクト」も実施。「坂にお絵貼り」での応募1枚につき500円を子ども食堂(新宿区)に寄付する。参加方法は、絵を描き、スマートフォンかカメラで撮り、SNSやメールで送信することで応募できる(参加無料)。応募締め切りは10月29日まで。

 神楽坂まち飛びフェスタ実行委員会委員長の日置圭子さんは、新企画を立ち上げる際、「文化を通じて地域と社会に貢献したいというまち飛びフェスタの原点に立ち返り、社会貢献プロジェクトを考えた。神楽坂と同じ新宿区の子どもたちの何か力になれることはないだろうかと、地元の団体の方々からもアイデアと知恵を借り、この企画に至った」と背景を話す。

 「現金やモノを直接寄付するのではなく、一枚一枚絵を描いて送る参加者、寄付資金を協賛していただいた神楽坂の団体の方々、絵がつないだ寄付金を受け取って子どもたちのために活用していただく子ども食堂の皆さま、そんな社会貢献の形が地域と社会と文化をつなげる『まち飛びフェスタ』には相応しいと考えての試み」とも。

 日置さんは「昨年のまち飛びフェスタは、コロナ禍でも『まちの手づくり文化祭』の灯を消したくない一心で、規模を大幅縮小して開催した。今年もまだまだ厳しい状況だけど、こういう状況だからこそ神楽坂の多様な文化を発信・継承していきたい。今年も感染予防が難しい企画などは開催できず、コロナ前のようなにぎわいにはならないが、それでも『神楽坂の多様な文化は決して失われていない、私たちも大好きな神楽坂のために頑張ろう』という声が上がり、実行委員らが逆に元気をもらっている」と話す。

 11月3日まで。

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