四谷にフルーツサンド専門店「trefle(トレフル)」(新宿区四谷三栄町、TEL 03-6380-1330)がオープンして1カ月がたった。オープン日は6月16日。テークアウト専門店だが、購入した商品を店外スペースで食べることができる。運営は丸正飯塚。
さまざまな種類のフルーツサンド=四谷のフルーツサンド専門店「トレフル」
社長の飯塚隆司さんは「この土地で100年以上食品スーパーに携わってきたが、元々は青果業から始まった会社。特にフルーツの扱いには精通しており、そのノウハウを生かしてフルーツの良さを多くの方に知ってほしいという思いがあった。店名の由来は『とれたてフルーツ』という意味と、我々の発祥地である四谷と若葉から。2つの地名を掛け合わせると四葉になり、フランス語で『トレフル』は四葉の意味。たくさんの意味を込めた思い入れある名前」と話す。
オープンに当たり、全国各地のフルーツサンドを食ベ比べ、パンと生クリームを研究。試行錯誤を繰り返し、今のフルーツサンドが完成した。「特に生クリームは研究を重ねた。フルーツの果肉のおいしさを味わってもらうために、さっぱりとした生クリームに仕上げている」とも。
販売するフルーツサンドは季節によってさまざま。完熟マンゴーサンドや桃サンド(以上880円)、ストロベリーバナナサンド(680円)など。「フルーツサンドに使うフルーツは、毎朝バイヤーが市場で最上級の等級のものを仕入れている。それぞれのフルーツの旬を熟知しており、完熟で一番おいしい時季に提供できるのが強み。しっかりと果肉感を味わってもらえるようにフルーツサンドは大きめで、果肉もたくさん入れている。季節によって提供するフルーツサンドが異なるので、何度訪れても飽きない店になっている」と飯塚さん。
オープン直後から早い時間に完売する日も多かったが、十分な提供ができるように生産ラインを見直した。「既に多くの方に利用していただけていてありがたい。今後は予約販売や宅配なども取り入れるなどして、よりお客さまに寄り添うような店にしていきたい。フルーツ離れが進んでいると聞くが、フルーツサンドなら世代を問わず気軽に食べられるのではと思う。ぜひ多くの方に召し上がっていただき、フルーツのおいしさを改めて知ってもらいたい」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~19時。