四谷にスリランカカレー専門店「スパイスカレー食堂」(新宿区四谷2、TEL 080-9801-0843)がオープンして2カ月がたった。店主はスリランカに日本語技能学校も設立した佐々木証さん。
「以前から飲食業や人材派遣に携わっていた縁で、スリランカへ行くことがあった。思った通り食文化はカレーが主だったが、日本で食べるようなカレーとは全くの別物。小麦粉や添加物を使わず、さまざまな香辛料を使っていることもあり、個人的においしいと感じ、体の調子もとても良かった。スリランカカレーを日本でもたくさんの人に食べてほしいと思った。何といってもスリランカの人がとても優しく、日本で働きたいという人も多かったので、日本語も料理も教えることができる学校で人材を育成し、日本で活躍できる場を作れば、両国の人が喜んでくれるのではと思った」と開店までの経緯を話す。
メニューは、3種のカレーと4種の副菜がのっているワンプレートで、メインのカレーは選ぶことができる(1,200円~)。「徐々にいろいろな組み合わせで混ぜながら食べるのがお勧め」という。「特に評判がいいのはパリップ豆カレー。このカレーはスリランカの『家庭の味』と言ってもいいくらい定番のもの。スリランカの人たちもこのメニューを食べて『お母さんの味だ』と言ってくれる」とほほ笑む。
今後について、「個人的に、このカレーは『人生が変わる一皿』だと思っている。日本の方にとってはカレーの概念を覆す健康食になるし、スリランカの方にとっては、日本で料理人になる夢をかなえる一皿になる。当店を通して日本とスリランカの良いサイクルができ、喜んでくれる人が増えれば」とも。
営業時間は8時~18時(土曜・日曜・祝日は11時~)。売り切れ次第閉店。