神楽坂まち飛びフェスタ「坂にお絵貼り」イベントが11月3日に神楽坂で開催される。1999(平成11)年に「まちに飛び出した美術館」として始まった同イベントは、地域住民やボランティアを主体として神楽坂の街をアートの力で盛り上げるために発足した。
今年は新型コロナウイルスの影響でイベントの規模を縮小し、その場で絵を描く参加方法と、事前にネットで絵を募り、イベント当日、神楽坂に広げた紙に絵を貼り付けていく様式も新たに追加(採用)した。絵は、神楽坂まち飛び実行委員会のライン公式アカウントや、個人のSNSからも応募でき、現在募集中。実行委員長の日置圭子さんは「この状況でまち飛びフェスタを開催するかどうか悩んだが、20年以上実行してきたことや、イベントを楽しみにしてくださっている方々からの声もあり、小規模でも次へつなげたいという気持ちで実行を決意した。今後オンラインでの参加が気軽にできるようになれば、海外からの応募も期待できる。次のステージへつながるためのスタートになれば」と話す。
同イベントは、9月16日からクラウドファンディングで協賛を募っている。毎年参加者が増え続けていることもあり、街の協賛金やボランティアだけでは同イベントの継続が懸念されていたなか、新型コロナウイルス対策の備品等も必要となったため、クラウドファンディングへの参加を決めた。
「坂にお絵貼り」の写真応募締め切りは10月30日。