JR東日本は7月12日の初電から、JR飯田橋駅（千代田区飯田橋4）の新ホーム、新西口駅舎および歩行者空間の供用を開始する。

新西口駅舎正面で最後の仕上げ工事（7月6日現在）

　JR飯田橋駅では、ホームの抜本的な安全対策として、新宿寄りにホームを約200メートル移設し列車とホームの隙間を狭小化する工事と西口駅舎の改良工事などが行われてきた。

　新ホームは現在のホームを新宿側に延伸。新西口駅舎は鉄骨造り2階建てで、新西口駅舎1階のほか、駅構内などに、江戸城外堀についての史跡を紹介する設備を設置する。改札外コンコースおよび駅前には、歩行者空間が整備される。バリアフリー設備は多機能トイレ1カ所、15人乗りのエレベーター1基を備える。

　駅舎1階には駅施設とコンビニエンスストア「NewDays」など3店舗、2階には2店舗が入る。1階のコンビニは7月12日に開業、その他の店舗は8月以降に開業予定で、日程が決まり次第別途発表する。

新駅舎の供用開始に伴い、仮西口駅舎の営業は7月11日23時で終了。東口の2つの階段のうち、東京寄りの階段・エスカレーターは閉鎖する。