
東京理科大学 神楽坂キャンパスに隣接する体験型学習施設「数学体験館」(新宿区神楽坂1)の来場者数が5月6日、5万人を突破した。
同館は、五感を使って数学の理論を実体験できる施設として2013年10月に開館。小学生から大学生までに学ぶ概念や定理・公式をハンズオンで学べる作品を展示する「数学体験プラーザ」、本格的な工作機械を整備し、専門技術スタッフによる作品制作を行う「数学工房」、数学に関するビデオ・DVDの視聴、セミナーやワークショップの場として活用する「数学授業アーカイブス兼サロン」の3つのゾーンで構成されている。
同大学の見学や数学、課外の授業の一環で訪れる中高生、週末には幼児・子ども連れが多く訪れるという同施設。中学校や高校の教員、関東地方はもとより、全国から多くの来場者が訪れ、リピーターも多いという。
5万人目の来場者となったのは、母親と一緒に訪れた都立高校に通う女子高校生。記念セレモニーが行われ、秋山仁館長より認定証が贈られた。
同館技術員の山口康之さんは「5万人もの方々にご来館いただいたことは感謝しかない。引き続き、数学の面白さや数学の持つ有用性をうまく表現し、五感で体感できる作品・教具を作ることに努めて参りたい」とコメントを寄せる。
開館時間は12時~16時(土曜・日曜は10時から)。月曜・火曜・祝日・大学の休業日は休館。入場無料。