神楽坂駅近くに4月27日、秋田県東成瀬村の飲食店型アンテナショップ「むらむすび」(新宿区神楽坂6、TEL 03-6457-5597)がオープンした。
東成瀬村の食材をメインに、日本にある183の村(2017年4月現在)の食材を使った料理を提供する同店。店名には、東成瀬村産「あきたこまち」を使った「おむすび」を提供し、具材に他の村の食材を使うことで、村と村を「むすぶ」という2つの意味を込めた。店舗面積は8.9坪。席数はカウンターとテーブル席を合わせた12席。
代表の佐藤喬さんは、2015年に同じく神楽坂に、離島をテーマにした「離島キッチン」をオープン。全国の離島の食材を使った料理やドリンクを提供している。自身も秋田県出身で、4年前から3年間、東成瀬村の地域おこし協力隊を務めたことが今回のオープンのきっかけ。「まずは、スタッフも知らないことが多いので、勉強しながら、自分たちが感じたことやおいしいと思ったものを伝えていく。今後は、スタッフを村へ移住させたり、村での食材の収穫などを経験させたりしながら、店にフィードバックしていければ」と意気込む。
季節によって変わるメニューは、「こごみのくるみ和(あ)え」(580円)、「山菜の天ぷら二種盛り合わせ」(680円)、「田野畑村の焼き椎茸(しいたけ)」(580円)など。そのほか、「村のおばんざい三種盛り合わせ」(980円)や「おにぎり」(380円)をはじめ、サラダ、焼き物、揚げ物など、幅広く取りそろえる。
ドリンクメニューは、「曽爾村 曽爾高原ビール」(950円)、「天栄村 廣戸川」(1,200円)、「神津島村 盛若」(550円)、「北山村 じゃばら酒」(720円)、「上野村 りんごジュース」(600円)など。
「離島キッチン」同様、毎月一つの「村」にフォーカスするのが特徴。5月は東成瀬村、6月は新潟・粟島浦村、7月は鹿児島・三島村を予定している。物販商品も徐々に増やしていくという。
営業時間は18時~22時。月曜定休。