法政大学(千代田区富士見2)と東京地下鉄(台東区)は4月25日、東京メトロ飯田橋駅構内において、法政大学在学生による介助が必要な利用客に対するボランティア活動を実施すると発表した。
同大学は学生センター内に「ボランティアセンター」を有し、学生のボランティア活動のバックアップだけでなく、ボランティア活動を通じた近隣地域との連携を積極的に図っている。
東京メトロでは、駅ホームにおける安全性向上と全ての利用客に安心して利用してもらうため、警備員の増配置、駅社員等による声掛け、全駅社員によるサービス介助士の取得などの施策を進め、駅構内における「見守る目」を強化している。今回の施策は、さらなる「見守る目」として、社会・地域貢献を重視する東京メトロ沿線の大学と連携して実施する初の施策となる。
ボランティア活動参加者は、東京メトロ総合研修訓練センターで実施する事前説明会を受講し、体の不自由な利用客に対する案内方法を学ぶとともに、公益財団法人日本ケアフィット共育機構の資格「サービス介助基礎検定」を取得した上で活動を始める。
活動開始日は6月中旬以降。同大学在学生20~30人程度を予定し、駅構内で困っている利用客への声掛け、ホームへの案内、手荷物の運搬、切符の購入・移動の支援などを行う。