神楽坂エリア一帯で11月12日・13日、伝統芸能フェスティバル「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり2016」が開催される。主催はアーツカウンシル東京（公益財団法人東京都歴史文化財団）とNPO法人「粋なまちづくり倶楽部」（新宿区東五軒町）。

街角ライブの様子

　同イベントは、「日本を代表するさまざまな伝統芸能を、世代を超えて多くの人に分かりやすく楽しく紹介し、海外からの観光客を含む多くの人に神楽坂の魅力に触れてもらう『まちと人が一体になった祭』」として2013年に初開催。4年目となる今年は、神楽坂におけるまちづくり・住まいづくり事業などを行う「粋なまちづくり倶楽部」との共催となり、さらに街を挙げてのイベントになる。

　毘沙門天（びしゃもんてん）善國寺や神楽坂通り、路地、横丁など、神楽坂エリア一帯を会場に行われる同イベント。レストランやカフェでの古典芸能ライブ、善國寺境内の特設ステージでの若手講釈師による講談や琵琶語り、浄瑠璃など、さまざまなジャンルの伝統芸能を繰り広げる。

　路地や横丁では、神楽坂在住で新内節の人間国宝・鶴賀若狭掾（つるがわかさのじょう）一門による「新内流し」、城端曳山祭（富山県）で伝承される「庵唄」の練り歩きが行われるほか、赤城神社の神楽殿では、イベントのフィナーレとして長唄や邦楽ばやしなどによる「夕暮れライブ」を開催。「志満金」前、「山下漆器店」前、パークリュクス神楽坂前ポケットパークでの街角ライブや名所旧跡を巡るスタンプラリーなども行う。

　開催時間は、12日（前夜祭）＝15時～19時30分ごろ、13日（本祭）＝11時30分～18時ごろ。参加無料。スケジュールや詳細はホームページで確認できる。