市ケ谷のものづくりスペース「Lowp」(新宿区市谷左内町)に工房を構えるミリメーター(品川区)が10月1日、3Dプリンターを使って漢字の形状を立体化したセミオーダー商品「オリジナル漢字ペン立て」の販売を始めた。
3D技術を使った婦人靴の製造や自社プロダクトのデザイン・開発などを行う同社。3000を超える漢字と9つのカラーを組み合わせ、漢字の形状をそのまま立体化する同商品は、同じ色と同じ漢字を使った商品は1つしか販売しないのが特徴。完成した製品は「世界で一つだけ」の製品となる。
「最初の注文は女性からの『禅』という漢字。話を聞いてみるとお子さんの名前で、仕事で忙しいお父さんへのプレゼントということだった」と井黒帯明同社取締役。身近な人へのプレゼントのほか、漢字のデザインが海外でも人気が高いことから外国人向けの土産品としての需要も見込む。
サイズは直径8センチ、高さ10センチの円柱。価格は画数にかかわらず一律1万800円。カラーは、ホワイト、ブラック、ゴールド、シルバー、ブロンズ、ピンク、オレンジ、ブルー、グリーンの9色を用意する。
注文から完成までは約1週間。同社が運営するECサイト「ラストワンズ」で扱う。