島おこしインターンシップ「島キャン」 未来の働き方模索する若者を離島へ

インターン先の一つ「自然海塩工房」(加計呂麻島)

インターン先の一つ「自然海塩工房」(加計呂麻島)

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 カケハシ スカイソリューションズ(新宿区神楽河岸)が運営する島おこしインターンシップ「島キャン」が人気を集めている。現在予約受け付け中の島キャンミーティング(参加説明会)の申し込みも好調だ。

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 「島キャン」は離島の地域活性化に貢献することを目的に2014年4月に始まったプロジェクト。「島をCampus(学び場)に、島でCamp(仮住まい)し、島とのCan(可能性)を見いだす」という意味で名付けられた。

 現在、島キャンミーティングが行われている「2015年夏の島キャン」は、2014年夏、2015年春に続く3回目。実施離島は、礼文島(北海道)、奄美大島、加計呂麻島、与路島、沖永良部島、与論島、徳之島、喜界島(以上、鹿児島県奄美群島)、島前/中ノ島・海士町、島後/隠岐の島町(以上、島根県隠岐諸島)の10島。8~9月に実施し、就業期間はインターン先により2週間から2カ月以上。300人の参加を目指す。

 「都会では経験できない離島ならではの就業体験がコンセプト」と話す同社広報企画局の山田佳那さん。「離島でのインターンシップに参加を希望する学生には、好奇心旺盛で行動力のある人が多い。そういった参加者はわれわれのビジネスにとっても貴重な存在」という。

 インターン先は、ホテルやツアーガイドといった観光業のほか、焼酎の蔵元やマンゴー農家、地元ラジオ局など多岐にわたる。奄美市は2015年度インターンシップの補助制度を40人分から100人分に拡充し、島キャンも助成の適用対象とした。「離島に来た若者が島の魅力を捉え直し、日本中に広めてくれることに期待している。インターン先に定着することを望んでいるわけではなく、未来の働き方のヒントが見つかればいい」と話す。

 今後、都内で予定されている説明会は、6月18日、22日、24日、26日で、参加無料。「島キャン」ウェブサイトで予約受け付け中。大阪と福岡でも開催予定あり。

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