四ツ谷の三井ガーデンホテル四谷(新宿区四谷1)は3月25日から1日1室限定で、「女性のための『泣ける部屋』プラン」の販売を始めた。運営は三井不動産ホテルマネジメント(港区)。
三井ガーデンホテルズの開業31(みつい)周年を記念して始動した、女性の泊まり心地を追求する「ホテ活女子プロジェクト」の一環となる同ルーム。厳選された泣ける映画や漫画を自由に楽しみながら、涙に暮れることができる。
映画は昨年11月に刊行された「心に効く涙セラピー」(リクルートコミュニケーションズ)で紹介された作品からセレクトした10タイトルに、同ホテルスタッフおすすめの2タイトルを加えた全12タイトルを用意。漫画は丸善丸の内本店のコミック売り場ブックアドバイザー・八重田幸子さんがセレクトした「女性におすすめの泣ける作品」から「天使なんかじゃない」(矢沢あい)や「マイガール」(佐原ミズ)など4タイトルを用意した。
プラン特典として、宿泊者には涙を拭うための高級ティッシュや、目元を温めるホットアイマスク、首元あたためシート、同書をチェックインの際に進呈する。
同ホテル支配人の杉浦さんは「地方からのお客さまはもちろん、近隣のビジネス街に勤める女性にも泊まりに来ていただき、ストレス発散と癒やしの場として繰り返し利用してもらえれば」と話す。
2009年3月にオープンした同ホテル。「女性にやさしいホテル」をコンセプトに、企画、設計、施工全てを女性スタッフが統括。女性らしい感性と使い勝手を兼ね備えた空間づくりを目指したという。「泣ける部屋」も用意される同ホテルの8階部分は女性専用フロア。ルームにはフェイシャルスチーマーやコスメキット、ナノケアドライヤーなどの女性を意識した備品を充実させる。
ルームタイプはレディースモデレートシングル(禁煙)。価格は9,900円~。プランは素泊まりのみ。予約・宿泊期間は8月31日まで。