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神楽坂に校閲会社が手掛ける新書店「かもめブックス」-カフェなども併設

店内の様子

店内の様子

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 神楽坂駅近くに11月29日、カフェとギャラリーを併設した書店「かもめブックス」(新宿区矢来町、TEL 03-5228-5490)がオープンした。

(関連画像)店主の柳下恭平さん

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 店名は同店を運営する書籍校閲専門会社「鴎来堂(おうらいどう)」(矢来町)の鴎(かもめ)から。2014年4月5日の文鳥堂書店閉店から3日後に、その跡地での開店を決めたという。売り場面積は約41坪。ショップインショップとして、カフェ「WEEKENDERS COFFEE All Right」とギャラリー「ondo kagurazaka」を併設する。

 「本を読まない人に、読書という習慣を取り戻してもらう入り口になれば」と店主の柳下恭平さん。新刊書店だが、良い本をじっくりと紹介し、新しい本との出会いを丁寧に提供。書店従来の新刊を優遇した売り場作りとは異なる、「レコメンド/感動を伝える」と「リマインド/感動を想起させる」を意識した売り場を目指す。

 「本を選ぶよりも棚を編集するほうが苦労した」という本棚では、大小さまざまな特集を行う。店頭の大きな棚では「雑誌の巻頭特集」ならぬ「本屋の店頭特集」を展開。最初の特集は、校正・校閲の会社が始めた書店らしく「日本語のこと」「本を作ること」。特集は3~4週間ごとに更新する予定だ。

 書店のスペースを20坪ほどに絞り込んで併設したカフェやギャラリーは、「本を読まない人のための入り口」でもある。「コーヒーを好きな人がカフェの雰囲気のまま奥へ入って来てくれたらうれしいし、ギャラリーのアートで日常とちょっと違う体験をした後に本を見てもらうのもいい。いろんな入り口を用意して、日々地元の人たちに立ち寄ってもらえる場所にしたい」という。

 カフェでは自家焙煎(ばいせん)珈琲(コーヒー)豆専門店「WEEKENDERS COFFEE」(京都市左京区)のコーヒー豆を使ったエスプレッソやハンドドリップコーヒーとともに「ACHO kagurazka」(矢来町)の焼き菓子やプリンも販売。生ビールや各地の地ビール(月替わり)も提供する。

 2015年には、同ビル2階にコミック専門フロアもオープン予定。

 営業時間は、月曜~土曜=10時~22時、日曜=11時~20時。

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