神楽坂を象徴する場所の一つでもある毘沙門天 善國寺(新宿区神楽坂5)境内の藤棚が見頃を迎え、訪れる参詣者らの目を楽しませている。
藤棚は本堂横に位置し、紫色の小さな花をたくさんつける様子はブドウの房のようにも見える。紫色のフジと朱色の寺院のコントラストも美しく、カメラを向ける参詣者や観光客の姿も多く見受けられる。開花のスピードは昨年に比べやや遅く、もうしばらく楽しむことができそうだ。
同寺では昨年、100年ぶりに開帳日限定で「百足(むかで)ひめこばん」(1体1,000円)の頒布を復活。古来よりムカデは毘沙門の使いであるといわれ、多くの足で福をかき込むと考えられており、「百足ひめこばん」には多くの福を得るという意味が込められている。
次回の開帳日は5月7日で、頒布は開帳時間に合わせた9時~17時ごろを予定している。