神楽坂・弁天町交差点のそばに2月28日、お香の店「Juttoku.(ジュットク)」(新宿区弁天町、TEL 03-6205-5211)がオープンした。経営はロータスグレーシーズ(同)。
「見て美しく、安らぎ感じる、新しい日本の香りの暮らし」をコンセプトに、お香やアロマオイルなどを販売する同店。スティックタイプのお香や火を付けずに飾って楽しむ印香は、天然由来の原料を使い、淡路島の職人が受け継ぐ伝統技法で製造する。店名は香の十の効用を記した「香十徳」に由来。香の文化を現代のライフスタイルに結び付けたいという思いから、昨年2月に同ブランドを立ち上げた。
これまではオンラインショップをメーンに、百貨店や海外の催事などで展開してきたが、「実際に体感してもらい、納得して購入してもらいたいという思いが強かった」と同社社長の井口舞香さん。今回、念願であった初の直営店オープンにこぎ着けた。
商品の色が映えるようにと白を基調に和モダンの雰囲気に仕上げた店内で取り扱うアイテムは、「印香」(1個762円、3個セット2,267円)、「スティック香」(2,000円)、アロマオイル(1,048円)、お香立てなど。店内では今後、「香りと日本のおもてなし」をテーマにしたさまざまなワークショップも開く予定。
メーンターゲットは20~30代の女性。「お香は日本に長く伝わっているなじみのある文化。敬遠されがちだが、現代女性の普段の生活に取り入れていただき、忙しい生活の中でゆっくりした時間を取り入れていただければ」と井口さん。「神楽坂には外国人も多いので、実際にお香に触れて知っていただき、今後は海外でもお香の魅力を伝えたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時~19時。木曜定休。