「ペットの七五三」や「ペットの成人式」など全国的にも数少ない「ペット」に特化した祈願を執り行う市谷亀岡八幡宮(新宿区市谷八幡町)で1月11日、今季の「ペットと一緒の初詣」が始まった。
2000年の開催以降年々参列者が増えている「ペットと一緒の初詣」は、家族の一員であるペットと一緒に祈願をしたいという飼い主の声から始まったもの。毎年約500組の飼い主とペットが祈とうを受けに訪れる。
今年初の開催日となったこの日、祈とう時間前から小型犬・中型犬を中心としたペットと飼い主が続々と集まり始め境内は和やかな雰囲気に。中には飼い主の振り袖を仕立て直して作ったという衣装やおそろいのはかま姿のペットも見受けられた。飼い主とともにちょうず、茅(かや)の輪くぐりと人間同様の手順で神事を進行し、おはらい、祝詞、玉串の奉納、お清めを行い、祈願の儀式を終えた。
同神社では今年、参詣者の増加・要望を受け急きょ予約枠を拡大し、平日を含んだ31枠を用意。今年の開催日は1月11日~15日・18日・19日・25日で、祈とう時間はホームページで確認できる。完全予約制で各回とも先着20組(すでに定員となっている回もあり)。
参列には事前予約が必要で、申し込みはメールとファクスで受け付けている。初穂料は、ペット1匹=3,000円、2~3匹=5,000円(お札は1体)。