神楽坂・赤城神社近くに11月30日、ニュージーランド発のコーヒーブランド「Mojo Coffee(モジョ コーヒー)」の日本1号店「MOJO(モジョ)」(新宿区赤城元町)がオープンした。経営はモジョ ジャパン(同)。
モジョコーヒーは、世界一のカフェ激戦区とも言われるニュージーランドの首都・ウェリントンで2003年に創業。自社で選定した生豆を自社焙煎(ばいせん)所で焙煎し、エスプレッソ抽出方法や抽出時間などオリジナルのコーヒー作りで、「どの店舗、どのスタッフも同じ味を提供する店」としてウェリントンを中心に国内27店舗を展開している。
海外初出店、日本1号店となる同店。同社取締役のジャスティーン エルズさんは「2年前、日本に12年住むパートナーの1人が、日本のマーケットとニュージーランドのマーケットにギャップを感じ、日本に出店しないのはもったいないと話を持ち掛けたのがきっかけ」と説明。2年間で18回、訪日してリサーチを行い、神楽坂への1号店出店に至った。
店舗ごとにレイアウトやデザインが異なるのが特徴の同ブランド。神楽坂店は気軽に立ち寄れる雰囲気のキオスクスタイルの小規模店舗で、地下には焙煎所を設ける。デザインは本国の店舗デザインも手掛けるデザイナーによるもので、壁には「モジョグリーン」色のカップを掛け、テーブルやカウンターなどにはニュージーランドの木材を使う。
店舗面積は約10坪。席数は18席。店内では、ニュージーランドで1週間研修したバリスタが提供するコーヒーとサンドイッチ、ケーキなどの軽食を提供。そのほか、豆やカップ、豆を保管する缶などを販売するほか、テークアウトにも対応する。今後はニュージーランドワインやビール、日本オリジナルメニューの提供も予定。
主なメニューは、「ニュージーランドで最も人気」というエスプレッソ「Flat White(フラットホワイト)」(370円)や「ショートブラック」「ロングブラック」(以上320円)、ケメックスでドリップしあっさりとした味わいが特徴の「ケメックスコーヒー」(ショート=400円、ミディアム=750円)など。「フラットホワイト」はカプチーノと比べてミルクの層が薄く、口に入れた時に、よりエスプレッソ感を味わえるのが特徴だという。
今後の展開について、ジャスティーンさんは「数カ月以内に少なくとも2店舗を出店する」とし、大型店舗と中型店舗をオープンさせ、今回オープンした小規模店舗と合わせて3つのサイズのモデル店舗を作る。その後FC展開による店舗拡大を図るという。
営業時間は7時~19時(アルコールメニューの提供開始後は閉店時間を繰り下げる予定)。