ドラマ「拝啓、父上様」から1年-神楽坂が全国区の観光地に

「神楽坂」には昨年、多くの観光客が訪れた。写真はドラマにも登場した毘沙門天。

「神楽坂」には昨年、多くの観光客が訪れた。写真はドラマにも登場した毘沙門天。

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 2007年1月から放映されたテレビドラマ「拝啓、父上様」(フジテレビ系列)で舞台となった「神楽坂」は昨年、ドラマの影響や多数のテレビ番組、情報誌などで特集が組まれたことにより、全国各地から観光客が押し寄せる1年となった。

 同ドラマは、倉本聰さん脚本、二宮和也さんが主演した人気ドラマで、神楽坂にある料亭を舞台にした物語。ロケ地として「神楽坂」周辺の飲食店や街並みなどが数多く使用され、「京都風情のある東京の街」として日本中に広く認知されることに。

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 複数のシーンで登場した「カナルカフェ」(新宿区神楽坂1)には、放映開始時から同ドラマの視聴者や出演者のファンらが多数来店。出演者が座っていた席を確認する人や記念写真を撮る人が多かったという。夏休みなどの長期の休暇にはさらに多くの人が訪れた。

 二宮さん演じる「田原一平」が利用する銭湯と設定されていた「熱海湯」(神楽坂3)にも影響が出た。普段は見受けられない若い女性らが来店し、写真を撮る人や入浴していく人でにぎわったといい、「なかには地方からわざわざ訪れた人もいた」(女将の吉田さん)と話す。

 同ドラマの舞台裏や神楽坂の見所を紹介した「オフィシャルガイドブック」やドラマの「DVD-BOX」などの関連アイテム販売も軒並み好調で、原作シナリオ本が重版となり3万部を発行するなど、「ドラマ」と「街」の魅力が相乗効果を生み出す結果に。

 神楽坂エリアでは2008年、前述の「カナルカフェ」を運営し、都心でボートが楽しめるスポットとして有名な「東京水上倶楽部」が創業90年、ジョン・レノンや岡本太郎などの著名人も訪れた鰻の「たつみや」が創業60周年を迎える。歴史ある老舗がしっかりとそのたたずまいを残す中、カフェやレストランなど飲食店の新店も相次いでいる。「神楽坂」の活況はしばらく続きそうだ。

カナルカフェたつみや「ホン書き旅館」の出世ジンクス、今も健在-神楽坂の「和可菜」(市ケ谷経済新聞)タリーズコーヒージャパン本社など神楽坂へ移転-1階にカフェも(市ケ谷経済新聞)外濠に臨む水辺のレストランでディナーライブ-仮装コンテストも(市ケ谷経済新聞)

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