日本ミシュランタイヤ(千代田区富士見1)は12月12日、「ミシュランガイド東京2008」の販売を再開するが、初版同様入手困難な状況であることがわかった。
同書は先月22日、日本語版12万部と英語版3万部の計15万部発行され、発売初日で9万部を販売。同25日には日本語版がほぼ完売した。同書総責任者のジャン=リュック・ナレさんは「発売初日に9万部も売れたのはミシュランガイド108年の歴史においても初めてのこと」とコメントし、同27日に重版を決定。今月中旬に再販売することをアナウンスしていた。
都内の書店にはすでに入荷待ちの予約が多数入り、丸善丸の内本店や紀伊國屋新宿本店などの大型書店でも入荷部数によっては予約客全員へ販売できない可能性も出てきているという。「いつお渡しできるかわからない。順番待ちとしての予約なら」と回答する書店や、問い合わせが多すぎるため予約を受け付けていない書店、中には予約を打ち切った書店もある。
アジア初の対象都市であることもあり、発売前から各メディアで大きく取り上げられていた同書は、発売後さらに注目を集め、ネットオークションでは定価以上で転売されるなど混乱状態が続いている。グルメ評論の「黒船襲来」とも言われる「ミシュラン騒動」は、少なくとも年内は続きそうだ。
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