生鮮果実や野菜の加工・販売などを行うドール(千代田区三番町)は1月20日、独自のコスメティックブランド「ジューシー・ドール」を立ち上げた。第1弾として、同社のバナナを使った商品「バナナチュラ」を販売している。
同社は、これまでもバナナの自動販売機の設置や、時給87万7000円(バナナのゴロ合わせ)でダンスを踊るアルバイターを募集するなど、ユニークなプロモーションを展開してきた。
同ブランドは青果物とコスメをコラボレーションさせた新たな試み。同社はこれまで、世界90カ国で「食を通じたインナービューティーサポート」に取り組んできたが、フルーツが持つ美容成分に着目し同ブランドを立ち上げた。
広報担当の前田さんは「『内なる美』は従来のように青果物を摂取することで得ることができる。今回はそれに加え、『外からの美』『目に見える美』の追求を目指し、コスメとして外から直接果物や野菜を取り入れることができるような商品の開発を試みた」と話す。
バナナチュラは主力商品であるバナナの保湿力と柔軟作用に着目したエイジングケアライン。「クリアージェリークレンザー」(3,885円)、「モイスチュアジェリーローション」(3,885円)、「ミルキーモイスチュアライザー」(4,095円)の3アイテムをラインアップ。世界展開に先駆け、1月20日より日本で先行販売を始めた。
今後の展開について、「第1弾として展開する『バナナチュラ』は20代後半~30代以上の働く女性をターゲットにしているが、今後は幅広い年齢層に合わせた商品展開を目指す」と前田さん。「価格もより求めやすいものも販売していきたい」とも。