飯田橋駅西口近くの老舗そば店「城内蕎麦 小いずみ」(千代田区富士見2、TEL 03-3261-4819)が9月23日、リニューアルオープンする。
1897(明治30)年、麻布で創業した同店は「昔ながらのそば屋」。創業から10年ほどで現在の場所へ移転し、100年以上営業を続けている。店名は初代の出身地である滋賀・小泉村から名付けたもの。建物の老朽化と4代目店主・北澤久委(ひさとも)さんの「そば屋を盛り上げたい」との思いからリニューアルを決め、昨年8月にいったん閉店した。
リニューアルに伴い、地下には個室風の客席を新設し、夜の営業ではそばに加えてつまみやアルコール類の提供も行う。席数は1階と地下を合わせた28席。北澤さんは「昔からのお客さまが多かったが、若い女性が東京大神宮の帰りに寄っていただけるような店になれば」と話し、新たな客層の取り込みも図る。
主なメニューは、普通盛りで約250グラムのボリュームがある「もりそば」(600円)をはじめ、おろしそば、とろろそば、つけせいろ、カレー南蛮、とり南蛮、ネギ南蛮など。ドリンクメニューは、瓶ビール(600円)、日本酒、焼酎、梅酒などを用意する。
昼はカツ丼・親子丼・天丼のいずれかと「かけそば」か「もりそば」を組み合わせたセットメニュー(1,000円)、夜は板わさ(550円)、だし巻き卵(700円)、天ぷら盛り合わせ(1,000円~)、煮物など季節の食材を使った一品料理や締めのせいろ(500円)などを取りそろえる。
「1人で酒とそばを楽しむ江戸前の粋な方から、宴会、合コンでの利用まで、お客さまのさまざまなリクエストにも応えたい」と北澤さん。今後は出前も考えているという。
営業時間は11時~15時、17時~21時。10月末までは無休で、11月以降の休みは未定。