神楽坂駅近くの住宅街に9月13日、和食器と雑貨の店「神楽坂 暮らす。」(新宿区矢来町、TEL 03-3235-7758)がプレオープンした。
以前勤務していた百貨店で、和食器を取り扱う部門に配属されたことをきっかけに和食器に興味を持つようになったという店主のはるやまひろたかさん。2007年12月より代官山のアパートの1室に店を構え営業を続けてきたが、建物の取り壊し・建て替えを理由に今年の8月25日の営業をもって一時閉店。はるやまさんの高校時代の同級生が事務所として使っていた場所を借り受け、今回の移転オープンにこぎ着けた。
店舗面積は10坪。以前の1.5倍ほどの広さになった店内は、和の色を濃く打ち出すため木と白を基調にしたシンプルな内装に仕上げた。商品の価格帯は2,000~1万円までのものがほとんどで、国内の個人作家による作品やはるやまさんがデザインしたオリジナル商品、雑貨類など、季節を意識した300~400アイテムを取り扱う。
「大通りから少し奥まった住宅街にあるので、偶然店に入ってくるということはないと思うが、ご来店いただいた方に何度も足を運んでいただけるような、いつ来ても新鮮で、落ち着く店を目指したい」とはるやまさん。「神楽坂は『和』を求めている人が多い街だと思うので、時間をかけてでも少しずつ知ってもらえれば」と笑顔を見せる。
グランドオープンは10月5日。今後は広くなったスペースを生かし、グレードアップしたワークショップや月替わりの企画展、食に関わるイベントなども行っていく予定。グランドオープン初日からは第1回の企画展として、新米を楽しむための飯わんを集めた「いただきます展」を開催する。
営業時間は12時~19時。月曜定休(祝日の場合は翌日休み)。