香港のスイーツレストラン「糖朝」や台湾のショウロンポウの名店「鼎泰豊(ディンタイフォン)」など海外の人気レストランを日本で展開する高島屋グループのアール・ティー・コーポレーション(中央区)は4月26日、神楽坂にエスプレッソバール・オステリア「CAFFE TRIESTINO(カフェ トリエスティーノ)」(新宿区神楽坂6、TEL 03-3513-0456)をオープンした。
「カフェ トリエスティーノ」は、コーヒーの街として知られるイタリア最北東部の街「トリエステ」をテーマにした同社の新ブランド。「日本にはない世界トップクラスのカフェとは何か」をコンセプトに約2年前から店舗開発をスタートし、世界中のコーヒーロースターの中から北イタリア・トリエステのATT社(Antica Tostatura Triestina)を選んだ。
ATTのコーヒーは、「エスプレッソの父」として知られたヘルマン・アーネスト・ハウズブランド直系の子孫が受け継ぐ薪(まき)焙煎(ばいせん)で製造され、「黒く濃く苦い」エスプレッソの概念を破る「甘くフルーティーな味わいとカカオの後味」が特徴。
店舗面積は1・2階を合わせて47.7坪。席数は1階30席、2階28席。トリエステの街をイメージしたという外観には伝統的な建築様式であるネオ・クラシックを用い、内装はイタリアモダンの空間に仕上げた。モーニングからランチ、ティータイム、ディナーと「一日でさまざまな顔を持つ」イタリアのバール、オステリアに倣った営業スタイルで、トリエステを中心とした北イタリア、フリウリ州の食文化をベースとしたメニューを提供する。
メニューは、エスプレッソ(200円)、カプチーノ(380円)、モーニング(250円~)、ランチ(950円~)、ブランチ(土曜・日曜・祝日のみ、1,400円~)、ピザ生地にモッツアレラチーズ、ホウレンソウ、ベーコンなどを入れて揚げたパンツェロッティ(380円~)、オリジナルケーキ各種(350円)、ジェラート(480円~)、ワイン(グラス=500円~、ボトル=2,500円~)、アンティパスト(500円~)など。
イタリア大使館やフリウリ州とも連携し、イタリアの食だけでなく文化についても情報発信していくという。
営業時間は8時~23時。