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おもちゃ1万点を被災地へ-四谷・東京おもちゃ美術館で出発準備会

東京おもちゃ美術館で行われた被災地の子どもたちへ向けた「おもちゃセット」の準備会の様子

東京おもちゃ美術館で行われた被災地の子どもたちへ向けた「おもちゃセット」の準備会の様子

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 四谷・東京おもちゃ美術館(新宿区四谷4)の校庭で4月24日、東日本大震災の被災地で生活する子どもたちへ届ける「おもちゃセット」の準備会が行われた。

約20点のおもちゃが入った「おもちゃセット」

 同館を運営するNPO法人日本グッド・トイ委員会(同)では今回の震災を受け、被災地の子どもたちの心のケアを目的に「あそび支援隊」を結成。全国2,000人のおもちゃコンサルタントと協力し、被災地での移動型おもちゃ美術館「グッド・トイキャラバン」の開催や、おもちゃ約20点が入った「おもちゃセット」100セットの寄贈など、日常生活の中にあった安らぎを取り戻すための支援を各地で実施する。

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 同館の取り組みにタカラトミーやエポック社などの大手玩具メーカーをはじめとする国内メーカーやおもちゃ職人、シュタイフ社(ドイツ)、レゴ社(デンマーク)など日本を含む14カ国のメーカー、商社が協力。シュタイフ社製のテディベアや動物のぬいぐるみ、ルーブル美術館にも展示されている仏カプラ社の「魔法の積み木」、ゴムの木を再利用して作られたタイ・プラントイ社のエコ玩具、林野庁長官賞を受賞した北海道・スタジオノートの国産材木製玩具など約1万点のおもちゃが寄贈された。

 第1陣の出発に先立ち行われた今回の準備会には、おもちゃ学芸員や高校生、早稲田大学、大妻女子大学の学生ら約100人のボランティアが参加し、チームに分かれ乳児用、幼児用、学童用に分けた「おもちゃセット」100セットとさまざまなおもちゃを詰め合わせた福袋500セットを用意した。1つのおもちゃセットには約20個のおもちゃと2畳ほどの専用床材、身近な材料で簡単に遊べる方法をまとめた「遊びのレシピ」などを収めた。4月27日以降、避難所や保育園、幼稚園、小学校などの施設へ寄贈する。

 同館の多田千尋館長らは4月7日~10日、調査を兼ねた先発隊として陸前高田市、気仙沼市の被災地を訪問。避難所となっている中学校や公民館などにおもちゃで遊ぶスペースを設け、おもちゃを届ける訪問型の支援を行った。「子どもの遊ぶ姿、笑顔が大人を元気にするのだと感じた」と多田館長。「一過性のものではなく、少なくとも1年は通い続け、届け続けていこうと考えている。岩手支部、宮城支部とチームワークを組み、1、2カ月に一度のペースで支援を行っていく」という。