JR飯田橋駅直結ビル「飯田橋セントラルプラザ」の18階・19階にリニューアルオープンした「東京セントラルユースホステル」(新宿区神楽河岸1)で現在、東日本大震災による避難者の受け入れを行っている。
日本ユースホステル協会が東京都と連携・協力して運営する同ホテルは、宿泊定員158人の都内最大規模のユースホステル。今月3日から受け入れを開始し、現在、福島県からの避難者約50人を含む約60人を受け入れ、部屋を無料で提供している。
避難者には家族や子どもたちも多く、同ホステルでは少しでも笑いや楽しみを提供しようと、支援の一環として、ボランティアの協力を得て寄席や音楽、体を動かすプログラムなど、宿泊者へのさまざまなイベントを企画。4月10日には医療チームによる健康診断、12日にはヘアカットサービスなども行われた。
「避難者の受け入れを知り、ボランティアを申し出てくださる方も多い」と同施設の木屋純さん。今後も、さまざまな競技の元日本代表選手やトップアスリートを招いてのスポーツイベント(4月23日)や宝塚歌劇団卒業生有志によるミニコンサート(5月1日)、落語、ヨガなどの企画も予定しているという。
避難者の受け入れ期間は6月中旬まで(復興の状況や希望により、期間延長などの対応を行う可能性もあり)。