「神楽坂まち飛びフェスタ2010」が開催中の神楽坂で10月24日、同イベントの催しの一つ「第4回神楽坂ギャルソンレース」が開催された。
パリで約100年続く伝統の「コース・ド・ギャルソン」を、フランス人居住者が多く東京の「プチ・パリ」とも称される日仏交流の地・神楽坂で再現する同企画は、神楽坂のカフェバー「イブテラス」(新宿区矢来町、TEL 03-5206-5178)のオーナー・イブさんの呼びかけによって3年前に初めて開催。沿道の観客による優勝者予想投票や参加者の仮装など、年々盛り上がりを増している。
レースでは、神楽坂上交差点から赤城神社入口の信号手前までの300メートルをコースとし、トレイに載せたコップの水をこぼさずに早く運ぶことを競う。この日は普段のギャルソン姿の参加者に加え、仮装や着物姿、高下駄を履いての参加者など外国人を含む老若男女30人が参加。沿道の観客からは、自身が投票したギャルソンを応援する声や「お父さん頑張ってー!」という子どもからのかわいい声援も。
見事予選を勝ち抜き優勝したのは、昨年優勝を飾った神楽坂の和菓子店「梅花亭」(新宿区神楽坂6)に勤務する高橋結人さん。優勝賞品としてトロフィーとシャンパン、チキンが贈られた。昨年、練習せずに本番に臨んだにもかかわらず優勝を勝ち取った高橋さんは「今年も練習はしなかった」といい、2年連続の優勝について「才能ですかね(笑)」と王者の貫録をみせた。