満月の3月30日、1カ月に2度目の満月「ブルームーン」が都心でも観察された。
「ブルームーン」については諸説あり、本来、大気中の塵の影響により月が青く見えたことを「ブルームーン」と呼んでいたが、1946年に天文雑誌の紹介によって、1カ月に2回目に見られる満月を「ブルームーン」と呼ぶようになったと言われている。
大気中の塵の影響で月が青く見えることもあるが、それを見ることは非常に難しいため、「極めてまれなこと」「決してあり得ないこと」といった意味を指して使われ、とても珍しい、めったにないことを表す「once in a blue moon」という言い回しも存在。「ブルームーン」を見ると幸せになれるという言い伝えもある。
1カ月に2度満月が見られることは珍しく、今年は1月と3月がこれにあたる。朝から晴れた今日は夜になっても天候が崩れることもなく、都心の四ツ谷駅周辺でも間もなく満開を迎えようとしている桜と「ブルームーン」を同時に見ることができた。