六本木や銀座、渋谷、神楽坂など東京各所に貼られている通称「力士シール」がネット上を中心に話題となっている。
昨年前半あたりから街中の電柱や看板、電話ボックスなどにその姿が見受けられるようになった同シール。誰がどのような目的で貼っているのかという点については現在のところ分かっていない。昨年末から今年春にかけてはその「謎」について、ブログなどを中心にネット上でさまざまな情報や書き込みが飛び交うようになっている。
力士に似た太目の顔が2つつながった構図が印象的な同シールは、すべて同じものではなく微妙にデザインが異なっているのも特徴。大きさも一定ではなく、5~20センチくらいの範囲で多数目撃されている。ネット上では、デザインの特徴や作風からグラフィティライター「QP(Querencia Peligrosa)」氏の作品だという説が有力視されている。しかし、誰がどのような目的で東京の街角に貼っているのかは依然として不明のまま。
街中にこのようなステッカーを貼る行為は、道路交通法や屋外広告物条例に抵触する違法行為となっている。類似例として世界中の街角に貼られていることから話題となった「BNE(参上)シール」があるが、果たしてこの「力士シール」の目的とは…。