二松学舎大学(千代田区三番町)は9月20日より、創立130周年を記念し関係者らの作品を集めた書道展「二松学舎と近代書道」を開催している。
同大学は、明治時代の西洋文化が広がる中、創立者の三島中州(ちゅうしゅう)が「東洋の文化を学ぶことこそわが国本来の姿を知り得る」という思想から創立された。
三島中州と近代日本書道の基礎を築いたといわれる日下部鳴鶴(めいかく)の縁が深いことから、同大学では近代日本書道の流れを作った人材が多く学んできた同大学。漢詩文や国文学、和歌などの縁から小説家の夏目漱石や歌人の落合直文らも入学、講義を行ったりするなど深く関わっている。これらの人物を含む約25人の作品を展示する予定。
開館時間は9時~16時(入館は15時30分まで)。日曜・祝日休館。観覧無料。11月9日まで。