日本ミシュランタイヤ(千代田区富士見1)が11月21日に発売する「ミシュランガイド東京2009」。都内・大型書店での予約状況は、現在のところバラつきが見られる。
昨年アジアで初めての対象国となった東京版は、発売前より各種メディアで大きく取り上げられ、世界最多となる150軒の星付きレストランが誕生。発売初日に初版12万部中9万部を販売し3日後にはほぼ完売、急きょ重版を決定するなど入手困難な状況が続いた。
予約状況や初版部数について同社は公表していないが、2年目となる今年、都内の大型書店では9月ごろから店頭にポスターを掲示し予約受付を開始。丸善丸の内本店(千代田区)では昨年を大きく上回る200件を超える予約が入っており、八重洲ブックセンター本店(中央区)でも「出足は好調」(同店)だという。その反面、文教堂書店飯田橋店(千代田区)や三省堂書店神保町本店(同)、紀伊國屋新宿南店(新宿区)など、「予約はあまり多くない」「昨年よりも圧倒的に少ない」という書店も。
9月に行われたトークイベントの中で同書の総責任者であるジャン=リュック・ナレさんは、調査エリアを拡大していることを明言。星付き店がさらに増加し、星付き店の数で東京が世界一を継続することについても「間違いないだろう」と言及するなど、星の「増減」や「当落」で2年目も旋風を起こすことができるのか関心が高まる同書。
11月18日午後に行われる会見で発表される今年の「星」付き店の報道を受けて、予約や販売に弾みがつくのかにも注目が集まる。