アミューズメント施設の運営や業務用・家庭用ゲーム事業を行うアトラス（新宿区神楽坂4）が開発、今夏市場に投入したアイスクリームのクレーンゲーム機「トリプルキャッチャーアイス」が好調だ。

赤城乳業とのコラボ景品「ガリガリランド」（関連画像）

　同社は今年2月、業界初となるマイナス25度の冷凍環境を実現した同製品を発表。通常のアイスクリームに比べて溶けやすい乳脂肪分の多いアイスクリームの使用が可能な点、4人同時プレーが可能な点が特徴で、6月中旬より市場に投入しこれまでに1,200台超を出荷している。市場投入に合わせて、景品のアイスクリームには赤城乳業（埼玉県深谷市）とのコラボレーションによる「ガリガリランド」を採用。今夏の売り上げは目標売上高の4千万円を上回った。

　同社は、9月18日から3日間開催された「アミューズメントマシンショー」の中で、壁付けが可能な2人プレー用の新機種を発表。スペースの問題などから既存機種を導入することができなかった施設やシネコン、複合施設などアミューズメント施設以外への投入を図る。

　広報担当者は「一般の店では買えない、ここでしか手に入れることができない『プレミア感』のある景品を提供していきたい」と話し、今後もメーカーとのコラボ景品を検討していくという。