神楽坂上・大久保通りの路地を入った住宅地の一角に8月25日、和酒に特化したバー「和酒BAR 風雅」(新宿区神楽坂5、TEL 03-3513-5230)がオープンした。同店は「神楽坂てっぱんや」(神楽坂3)の姉妹店。
店舗面積17坪。築70年の一軒家を改装した同店は、内装にもともとの建具や雰囲気を多く残し、モダンだが落ち着く雰囲気に仕上げた。1階に大きな一枚板を使用したカウンター席、2階にゆったりとしたソファ席、3階に屋根裏部屋風の個室を用意し、シチュエーションによって使い分けることができる。総席数は24席。3階の個室は1日限定1組のみの利用とし、スポーツ観戦なども可能な液晶テレビと坪庭を設置した。
和酒にこだわる同店では、焼酎や日本酒に加え、和のリキュール、国産ワイン、国産ウイスキーなど約50種類の国産酒を提供する。和酒に特化することで他店との差別化を狙ったというオーナーの梁川さんは「神楽坂という場所柄から和酒が似合うと思った。こじゃれた空間で和酒を楽しんでもらい、国産のワインやウイスキーにもおいしいものがたくさんあることを知ってもらいたい」と話す。
フードメニューは、注文を受けてから作る「出来立て汲み上げ豆腐」(900円)や「塩辛(いか、甘海老、蛸)」(各600円)、「からすみ」(1,200円)など「和酒に合うメニュー」(同店)を取りそろえた。梁川さんの「おすすめ」は、煮込むと豆腐が溶けてくるという佐賀・嬉野温泉名物の「温泉湯豆腐」(1,200円)。京都から毎週届く10種類の京漬物を使った「京茶漬け」(1,500円)も締めにはぴったりの1品だという。
宴会用のコース料理として、風コース(4,000円)と雅コース(4,500円)も用意しており、バーとして2軒目からの利用だけではなく1軒目からの利用にも対応する。20代後半以上の男女をターゲットに据え、客単価は、バーとしての利用=3,000~4,000円、食事を含めた利用=6,000円~7,000円。個室使用料は別途3,000円。
営業時間は17時~24時。日曜・祝日定休。