
東京23区全域を舞台にした参加型イベント「都区内パス版 鬼ごっこ」が9月20日・28日、10月4日に開催される。主催は東京理科大学の学生が中心となって構成する「大規模鬼ごっこ実行委員会」。
同イベントは、実行委員会の代表を務める同大修士課程1年の松浦竜征さんが2023年に始めた取り組みで、「公共交通を使った鬼ごっこの映像を目にしたことが企画の出発点だった」と振り返る。「友人と実際にやってみたら面白いのではと思い、アプリを開発して仲間内で遊んでみたの始まり。このイベントに興味を持っていただいた各方面から声をかけてもらうことも多くなり、さまざまなエリアで開催することになった」と話す。
今回の東京23区版も、街なかを巡る中で、「いつもの街に新しい発見やスリルを」という視点で体験を提供するという。「これまでにない大規模な回となるので、準備や安全面に気を配った。これをきっかけに活動がさらに広がり、イベントと技術の両面から大きな動きにつながればうれしい。アプリも改良しており、より楽しめる内容になっている」と話す。
参加者は1~5人のチームに分かれ、スマートフォンの専用アプリの指示に従って「鬼役」「逃げる役」を切り替えながら、駅を巡りながら与えられたお題をクリアして、ゴールである同大東京理科大学神楽坂キャンパス(新宿区神楽坂1)を目指す。電車や徒歩を使い都内を巡り得点を競う仕組みで、上位チームには景品を用意する。
参加費はチーム人数に応じて1人1,000円~1,500円。都内JRの快速含む普通列車が一日乗り放題となる「都区内パス」(大人=760円、小児=380円)の利用を推奨する。
開催時間は9時30分~17時。事前登録制。